歯科で用いられる金属にはいろいろな種類の金属が含まれ、長年使用しているとアレルギー反応が起きることがあります。歯科で治療したつめ物、かぶせ物、入れ歯などでアレルギーが起きると、お口の中だけでなく手、足、腹部や背中にまで症状が現れることがあります。このような場合はアレルギーの原因となる金属を除去し、セラミックやレジンに置き換えることで改善することがあります。
当院では歯科で用いられる16種類の金属についてアレルギー検査をすることができます。(保険外診療)
(アルミニウム、コバルト、スズ、鉄、プラチナ、パラジウム、マンガン、インジウム、イリジウム、銀、カリウム、クロム、
ニッケル、亜鉛、金、銅)
・金銀パラジウム合金(保険診療で使用する金属)
含まれるもの・・・金、銀、銅、パラジウム、亜鉛、スズ、イリジウム、インジウムなど
・金合金
含まれるもの・・・金、銀、銅、プラチナ、パラジウム、亜鉛、ニッケル、スズ、イリジウム、インジウムなど
・銀合金
含まれるもの・・・銀、亜鉛、スズ、パラジウム、イリジウム、インジウムなど
・アマルガム
含まれるもの・・・銀、スズ、銅、亜鉛、水銀
・コバルトクロム合金
含まれるもの・・・コバルト、クロム、マンガンなど
検査の流れ
1、検査初日。絆創膏の様なシールに試薬を付けて、背中に貼ります。
2、2日目にシールを剥がします。1回目の判定。(シールを剥がすまでは入浴できませんが、塗らさない程度のシャワーは可) 3、3日目に2回目の判定。
4、7日目に3回目の判定。
※金属にアレルギーがあり、陽性反応が強くでた場合は跡が残る場合があります。